下のカスタマーフィードバックを見てください。
「すごい、コーヒー1杯作るのに35分?さすがCoffeeCup」ポジティブ?ネガティブ?
センチメント分析を行うと、自社のブランド、製品、サービス、キャンペーンなどに対する顧客の意見や反応を見つけ出し、評価することができます。SNS上のセンチメントを分析すれば、かなりのデータソースを取得することができ、そこから得たインサイトをもとに以下のようなことが可能です。
リードを生み出す
最高だと思いませんか?ソーシャルメディアのセンチメント分析をすれば、肝心な部分を改善できるのです。
センチメント分析は、単に数値を追うだけのものではありません。自社に関連する投稿が増えるのは、良いことであると捉えられます。新製品を発売した時、新しい記事を投稿した時、プレスリリースを出した時などは、特にそうです。でも、本当にポジティブな反応でしょうか?もしかするとネガティブでは?
上記の画像ですが、何が問題か分かりますか?
間違ったセンチメント分析データを使うと、大惨事を引き起こす可能性もあります。適切なツールを選ぶことは、必要不可欠です。逆説的な皮肉でも理解できるツール。John Doe氏のコメントを読み取り、皮肉だと判断できるツール。Doe氏は非難しているのです。ネガティブな反応を示しているのです。だからこそ、優秀なツールを選ぶ必要があります。ソーシャルメディア分析を行う企業の中には、センチメント分析アルゴリズムの精度は良くて50~60%だという人もいます。
でも今は…
オピニオンマイニング 、テキスト分析、感情認識AIなどによるセンチメント分析は、言葉の裏にある感情を見極め、そこに込められた態度や意見を理解するものです。人間である私たちは、これを直感的に、何も考えずに行っています。
ネット上のコンテンツの場合は、どうでしょうか?
ソーシャルメディアは、バーチャルな世界の中に、消費者が堂々と発言できる場を作り上げました 。これには、良い面も悪い面もあります。人間はあるコメントに込められた感情を瞬時に認識する力を持っていますが、ソーシャルメディア上に共有された爆発的な量のコンテンツにはどう対処すれば良いのでしょうか?
これが対処すべき情報量です。
ツールの助けが必要なのが分かりますよね。センチメント分析ツールは、自然言語処理(NLP)を使ってオンラインの会話を分析し、ポジティブかネガティブか、あるいはどちらでもないかという、言葉の奥深くにある意味を判断します。人間の脳を真似て作られたこうしたツールは、時には人間の能力を超え、オンラインコンテンツの裏側にある感情のモニタリングを助けてくれます。
AIを搭載したセンチメント分析ツールは、大きな注目を集めています。あまりにもトピックが大きすぎて、ここでは詳しく書ききれません。さらに詳細に知りたいという方は、センチメント分析実践ガイド(英語) をチェックしてみてください。
それでは、優秀なセンチメント分析ツールを紹介していきます。是非お試しを!
Quick Searchを使えば、オンラインにおける自社ブランドの概要を素早く確認することができます。ニュースサイト、ブログ、掲示板など幅広いソーシャルメディアをカバーしているソーシャルメディア検索エンジンです。
マクドナルド対バーガーキングのセンチメント比較
上のスクリーンショットは、2つの大手ハンバーガーチェーンを比較したものです。過去13か月分のセンチメントを見ると、マクドナルドに対するネガティブ感情は62%、バーガーキングは40.5%と表示されています。このツールでは、さらに掘り下げて、ネガティブ感情のソースを見つけることもできます。
Quick Searchにより落ち込みの原因を特定。 ネガティブ感情スコアも表示されます。 マクドナルドを嘲笑するYouTube動画が原因でした。
YouTube video ridiculing McDonald’s.
以下のような機能があります。
「Quick Searchは本当に簡単で、ユーザー思いのツールです。これを活用すれば競合他社のSNSでの動きを詳細に知ることができるので、他社の強みや弱みに基づき、勝利を手にできるようなマーケティング戦略を構築、改善することができます。この重要性の具体的な中身については、競合分析の必要性や効果について書かれたTalkwalkerの最近 の記事(英語) を是非チェックしてください。ビジネスやブランドのためになります。」
Marketing Media Maven Christina Garnett氏(@RoanokeMaven)
SNSプラットフォーム、ニュースサイト、掲示板、ブログなどをすべて自動で分析し、インフルエンサー、ストーリー、トレンド、センチメントなどのインサイトを明らかにします。
Listens and analyzes social conversations across 100M+ data sources.
自社のブランドや製品が消費者からどのように思われているかを確認し、その後、場所、言語、性別によってフィルタリングを実行します。キーワードによるモニタリングも可能です。たとえば、Twitter関連投稿の設定を行い、「ありがとう」、「お気に入り」、「かっこいい」、「すごい」などのポジティブな感情を表す言葉を含むツイートが表示されるようにします。いいね、にっこりマーク、拍手などの絵文字も処理の基準とされ、ポジティブ感情として認識されます。
Sentiment analysis tool - Hootsuite Insights.
また、ニュースサイト、ブログ、掲示板で繰り広げられるネット上の会話をチェックすることもできます。Hootsuite Insightsは、1億を超えるソース、50を超える言語のリアルタイムデータを分析します。
RapidMiner unites data prep, machine learning, and predictive model deployment.
テキストマイニングによって、ブランドのセンチメント分析をサポートするデータサイエンスソフトウェアのプラットフォームです。オンラインレビューやSNS投稿、さらに官庁刊行物や文書までもが分析対象。消費者や顧客の間で流行っているトピックの特定、新商品発売に対するフィードバックの収集、新規事業領域の発見が可能です。
Twitter上のセンチメントを分析する際に使える上出来の無料ツールです。キーワードを入力すると、Tweet Visualizerが直近1週間分のツイートを分析します。話題のテーマは分析対象となる期間が短いので注意が必要です。
Great free sentiment analysis tool for Twitter.
点の上にカーソルを合わせると、発見されたTwitterユーザーによる各ツイートに加え、感情チャートの中でどこに分布しているかも確認することができます。
結果のタイプは複数あります。
ヒートマップ ― グリッドにツイートを配置。赤はツイート数が 平均以上、青は平均以下
Heatmap - a grid for mapped tweets.
満足度やアクティブ度、勢いを測定します。
Green for good. Blue for - meh - not so good.
このツールを活用すれば、満足度やアクティブ度の判定結果をもとに、ツイート全体のセンチメントを推測することができます。無料にしては、素晴らしいツールです。ただし無料なので、限界もあります。俗語や逆説的な皮肉はうまく処理できません。しかし、確実に見る価値はあります。
Sentiment Vizは、他の無料センチメント分析ツールで使える機能のはるかに上をいく機能を提供してくれます。
MeaningCloudのセンチメント分析APIは、複数のソースから得られたコンテンツを詳細に分析します。分析は多言語に対応しており 、その文章の表す感情がポジティブかネガティブか、どちらでもないか、あるいは検知できないかを判定。フレーズが特定され、フレーズ間の関連性が分析されます。これにより、テキストのグローバルな感情極性値が割り出されます。
Multilingual analysis of content from several souces, with custom dictionaries for sentiment classification.
以下のような機能があります。
このセンチメント分析ツールは、センチメント分類用のカスタム辞書をアップロードして利用することも可能で、さらにWindows用のExcelアドインも提供されています。現在は、英語、スペイン語、フランス語、イタリア語、カタロニア語、ポルトガル語に対応しています。
リアルタイムの検索ができるプラットフォーム。基本的なツールではありますが、FriendFeed、YouTube、Digg、Google+などのSNSプラットフォームに加え、ブログ、ニュースサイトもモニターします。ユーザーが作成したコンテンツが一か所に集められるので、自社ブランドに関する消費者の発言を追跡、評価することができます。
Real-time sentiment analysis tool, monitoring 100+ social platforms.
使い方は簡単。ブランド名、業界、競合他社などを入力すれば、後はSocial Mentionが処理してくれます。結果には、ポジティブ、ネガティブ、どちらでもないというセンチメントがランキング形式で表示され、さらにトップキーワード、トップユーザー、トップハッシュタグ、投稿のソースも閲覧できます。 無料ですが、得られるものはたくさん。ただ、見栄えの良いものは期待しないでください。
このセンチメント分析ツールは、計算言語学とテキストマイニングを活用し、言葉の裏にある感情を特定します。
No sarcasm? No way! But useful, nonetheless.
無料ツールなので限界はあります。皮肉の込められた逆説的な言葉は、まったく理解されません。それでも、面白いので是非試してみてください。
8000を超えるサンプルテキストをベースに訓練され、1990年以降のアメリカ英語が最もうまく処理されます。覚えておいてほしいのは、このツールは全体的なセンチメントスコアを判定するだけだということ。長さには関係なく、文章全体を対象に分析します。
SentiStrengthは、学術研究用に作られた無料のセンチメント分析ツールですが、お金を払えば、ビジネスにも使えるJavaバージョンの利用や、オンラインバージョンのライセンス取得も可能です。このツールの無料版は、Windowsのみに対応しています。
Not a pretty site, but heaps of interesting stuff to read.
自動センチメント分析により、1秒あたり最大16,000件の速さでSNSの文章を分析します。SentiStrengthの説明によると、英語に関しては人間と同レベルの精度があるということです。
SentiStrengthは、2種類のセンチメントの強さを算出します。
なぜスコアが2種類あるかというと、人間はポジティブ・ネガティブという混合した感情を同時に処理するということが研究で明らかにされているから、だそうです。
このウェブサイトは見栄えはよくありませんが、読んでみると面白いものがたくさんあります。ケーススタディもあります。試しに見て、実際に使ってみてください。
驚きです!使い方も簡単、英語の文書やまとまりのある文章を処理できる、センチメント分析ツールです。Sentigemは現在ベータ版の段階なのでバグも多いかもしれませんが、それに耐えてみる価値はあります。
English language sentiment analysis tool - currently in beta.
処理が速く、分量の多い文章でも数秒で分析します。文章のセンチメントを処理し、ポジティブ、ネガティブ、どちらでもないのうちどれに当てはまるかを判定します。
Analyzes large amounts of text in seconds.
ビジネス用のメールアドレスを使って無料で登録し、送られてくるリンクからアカウントの有効化を実行します。APIキーの申込みも可能です。
是非お試しを!
Free version offers 100 real-time searches per day. Not bad.
TwitterとGoogle+に対応しているリアルタイムの検索エンジンです。投稿タイプ、ソーシャルチャネル、センチメントなどのフィルタリングオプションもあります。各結果には、ポジティブ、ネガティブ、どちらでもないというセンチメントを示す色付きの丸印が付いています。
以下のような機能があります。
14日間の無料お試し版もあります。Social Searcher無料版では、1日につきリアルタイム検索100回、メールアラート2回が可能です。有料planは、スタートアップや小規模の企業におすすめです。
以上、私が発見した優秀なセンチメント分析ツールのご紹介でした。上記の機能をすべて兼ね備え、さらに、ハッシュタグ追跡、ブランドリスニング、競合分析、画像認識、危機管理の機能まですべて含まれたソーシャルリスニングツールをお探しなら ― Talkwalker Quick Searchが望みを叶えてくれます。
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